学士編入学試験の受験の際、大学に提出する志望理由書もしくは自己推薦書。
当然ですが書き慣れていないため、なかなか書きにくいし時間がかかるものですよね。少しでも参考になればと思い、記事にまとめてみました。
構成
私の場合は、構成は以下の流れにするとスムーズに展開できました。
・これまで何を行ってきたか
・これまでの経験をどう医学に活かしていくか(将来像)
・なぜこの大学を選んだのか
それではひとつひとつ見ていきましょう。
医学部を志望した理由
これには客観的に納得できること、つまり論理的である必要があります。
「私の生まれ育った地域は医師不足による産院の閉鎖が続き、故郷でお産をすることができない状況になってしまいました。少子化の問題を解決させるためにも、誰もが安心して地元で出産できるよう、産婦人科の医療体制の充実に貢献できる産婦人科医になりたいと考えています。」など、自分がその診療科を志望する理由をより具体的に述べることが大切です。
医師不足という医療での問題やニーズがあり、それに対して将来像を絡め、どう解決したいかが述べられています。
自分の動機をうまいこと医学的なニーズと絡めると、納得できる理由になりやすいと思います。
まずは自分が進みたい診療科にどんな問題、どんなニーズがあるのかを調べることから始めてみるといいかもしれませんよ。
これまでの経験をどう医学に活かすか
これは自分がこれまで行ってきたことを振り返って、他の人には無さそうな強み、医学部の志望理由と絡められるポイントを発掘していきましょう。
医療関係の方は特にここの部分を掘り返されやすいので、「なぜ今の職種ではダメなのか」という質問対策と関連づけて、「将来的に何をしたいのか」を明確にしましょう。
私も実際に面接で「なぜ薬剤師ではダメなのか」と質問がありました。
そういった質問に対しては、「薬剤師では◯◯ができないから」という返し方ではなく、「薬剤師かつ医師であれば△△に加えて□□もできるから」と前向きな返しをすると好印象を得られます。
加えて、私の母校では薬学部の臨床実習の時に医学生と一緒に回るのですが、互いの得意な知識をもちより組み合わせると症例提示も凄く良くなったという経験を伝えて、周りの医学生へもいい影響を与えられることをアピールしました。
なぜこの大学を選んだのか
非常に大事なポイントです。
大学のホームページを調べまくってもいいですし、河合塾のWeb(各医学部の特徴がまとめられているサイト)から探ってもいいです。
理由の例としては、
・自分が研究したい分野の講座がその大学にしかない
・その分野の第一人者の先生のもとで学びたい
文章にしてみると、
「学士編入学制度を実施している大学の中で唯一□□であったので、私の将来像である○○を実現するためにも~」のような形でしょうか。
自分の強みや経歴、将来像とも絡められたら最高ですね。
必ず誰かにみてもらって!
ドラフトが出来たなら、それを客観視するためにも友人や家族、同僚、先輩や後輩、誰かに見てもらいましょう。
ベストなのは予備校の添削サービスですね。願書の書式に一番慣れていると思います。有料ですが背に腹は変えられません。
独りよがりの文章になっていないかスクリーニングするために必ず誰かに見てもらうようにしましょう。
応援メッセージ
医学部学士編入試験を受けるにあたって最初の難関が志望理由書の作成だと思います。この記事が少しでもお力になれたら幸いです。
しっかり作れば必ず思いが通じます。頑張ってください!!
効率の良い勉強法
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも参考になれば幸いです。
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