薬剤師が医師になったら

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医学部学士編入

薬剤師から医師になって経験したことを書いています

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頼りにされる

指導医の先生や、看護師さん、患者さんに薬剤師をしていたことを話すと信頼してもらえて、話しかけられることが増えました。

ある科では指導医の先生から、専門外の薬剤について「これはどっちがよく使われるの?」とか「どう違うの?」とよく質問してもらえました。

これまでに処方箋を調剤する中で、「この時にはこの薬が出ていたな」という記憶や、使い分けが分からなくて調べたことが今になって役に立っています。

でももちろん過去の知識に頼るのは怖いので、「僕が薬剤師をしていた時はこう使われていました」と答えて、一度調べるようにしています。

どんな場面で役に立ったか

薬品名

意外でしたが、救急外来で患者さんのお薬手帳を見るときに役立ちました。直腸診で黒色便が見られた患者さんのお薬手帳を見て、リオナ®︎が処方されていることに気付き、上級医に薬剤による黒色便の可能性を報告できました。

最近では指導医や同期からSiriのように「この薬はなに?」とか便利に使われて頼られてます。

副作用

アミオダロンを新規に処方することがありました。いろんな臓器での副作用が多い薬剤です。甲状腺機能異常、間質性肺炎、肝機能障害などなど。

どんな副作用があるかをこれまで学んできていたので、それぞれの検査を予めオーダーしておくことができました。

配合変化

重症患者さんの場合、複数の薬剤をシリンジポンプで投与することが多いですが、多過ぎると患者さんもルートが多くて邪魔ですし、看護師さんも管理が大変になります。

そこで一緒のルートで投与できる薬剤はまとめていきます。

薬局薬剤師だったので注射や輸液はほとんど扱わないので覚えていませんでしたが、フロセミドはアルカリ性の溶液だったことだけは覚えていたので、「フロセミドは単独でお願いします」と指示を出すことができました。

でも結局は不安だったので病棟薬剤師の先生にお尋ねして教えていただきました。

相互作用

担当した患者さんにレボドパ製剤と鉄剤が同じ服用タイミングで処方されていました。キレートを作ってしまい、吸収が落ちてしまう相互作用があります。時間をずらしたりしてもいいのですが、そもそも今貧血があるのかを採血でチェックして、不要だったため削除を提案しました。

感想

先生方にとっては薬剤師が常に一緒にいて便利なのでしょうね。こちらからしても提案が通りやすくて楽でした。

上級医も、薬剤部に聞くよりも私に聞いた方が心理的ハードルが低いのか、たくさん頼っていただけました。


 

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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