薬剤師の勉強やスキルアップに使える本 参考書

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おすすめ書籍

薬剤師として働きだしたら独学で知識を蓄えていかなければなりません。まず何を学んでいけばよいかわかりませんし、体系化されまとまった知識でなければ役には立ちません。

疾患や薬物動態を学ぶ上で役立つ書籍をご紹介します。

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まず最初に、学ぶモチベーションを得る!

「勉強しなきゃ」ではなく、「この知識があればこんなことができるんだ!」と感じた方が勉強するモチベーションを得られますよね!

これを薬剤師1年目の時に読んで、「薬剤師にはこんなにも可能性があるんだ」と、かなり刺激を受けた1冊です。実際の業務中に疑問に思ったことを中心に、対話形式で書かれているので共感しやすく読みやすい良書です!

このブログもかなり影響を受けております笑。

電子書籍版もあるようですが、前のページと見比べるなど実用性が高いのは紙だと思います。

 

病態を学ぶ

薬理学は病態生理学と密接に関係していますよね。禁忌などもそうです。病態を知らなければその患者さんに合った薬剤を提案できません。

医学部に入って感じましたが、やはり薬剤師は病態への理解が少し弱いです(私だけかもしれませんが)。だからこそ頻出の疾患の病態をおさえておきましょう。

改訂総合2版 疾患別設問式 薬剤師に必要な患者ケアの知識

高血圧や脂質異常症、気管支喘息などの重要かつコモンディジーズを取り上げ、病態・検査値・薬物治療を体系的に学べます。

問題形式なので、何がわかっていて、何がわかっていないかを明確にしやすいので力がつきやすいです。新卒の薬剤師や、ベテランの薬剤師の方にもオススメできる一冊です。

 

病気とくすり2018

物凄く分厚いですが、それも当然、薬理学、症候学、解剖学、生理学、病態・薬物治療学まで疾患ごとにまとめた一冊

上の「患者ケア~」を仕上げた後だとすんなり知識が入りやすいです。

著者一覧も医師・薬剤師の教授陣の名が連なっており凄まじい面々で、エビデンスも豊富に収載されています。

2018年度版が出てました!!

改訂されてないと思い込んでいました。すみません。

6000円ほどでこれほどの情報量を得られるのは明らかにお得だと思います。

 

もう困らない救急・当直

薬局勤務なら在宅や24時間電話対応、病院勤務なら当直で役立つ一冊です。

私は目が真っ赤になっている患者さんからどうしたらいいか薬局で尋ねられ、眼科受診を勧めた経験があります。その後眼科で診てもらった患者さんがわざわざ戻って薬局まで報告しに来てくださったのですが経過観察でよかったとのことでした。

眼科を学んだ現在では「結膜下出血」だとわかりますが、当時の私の薬剤師の知識では判断できませんでした。この書籍は写真付きですのでものすごくわかりやすい上、林先生の語り口調・論理の展開も理解しやすく、価格も財布に優しいので超オススメです!

 

薬物動態を学ぶ

薬剤師ならではの強みを活かすためには薬物動態だと思います。ご紹介するのはいずれも入門編なので簡単に読むことができます。

 

患者とくすりがみえる薬局薬物動態学 まちの薬局しごと集

薬局でも使える薬物動態を学べる一冊。大学の薬剤学が苦手な人でもとっつきやすくわかりやすい本です。薄いので読み続けるモチベーションが削がれません!

実際の症例を例示してくれているので、日常の業務にも活かしやすい実用性を備えています。イラストも豊富で実に読みやすいです。

 

薬物動態を推理する55Question 一歩踏みこんだ疑義照会と服薬指導のために

上の薬局薬物動態学の監修をされていた菅野彊先生の著書。
この本で学んだあと、処方医へエビデンスと専門知識を持って処方提案したところ、信頼されたのか問い合わせが激増しました。

こちらも基本的な知識(例えば分布容積とは何か)から解説してくれているので、初学者でも使いやすいと思います。それぞれの項目が2ページでまとめられているので短時間でも勉強しやすい良書です。

 

病態と薬物動態に基づいて処方提案

大学や働きだしてから独学で学んできたことを実践するフェイズです。具体例があると動きだしやすいですよね。

症例から学ぶSOAPワークブック―薬剤師が行う薬物治療マネジメント

医師である越前宏俊先生も携わっておられるため、臨床現場での実践的な内容が載っています。

薬剤師の武器である薬物動態からの視点が得られると思います。

どういう根拠をもとに処方提案したかも記載してあるため、自分で実際にやってみることができました。診療科ごとに区切られているのも勉強しやすくてよかったと思います。

プライマリケアを行う

医師監修で、症候学に基づいたアプローチでどんな対応をすればいいかが見開きページにチャートで示されていて非常に勉強しやすい書籍です。簡潔にまとめられていて、医学生の今でもざっと見直すのに役立っています。

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