病棟で頻脈のコールは多く、その対応は重要です。
中でも洞性頻脈は代償反応のため、安易にビソノテープを貼ったりするとバイタルを保てなくなります。
心電図でnarrow QRSでⅡ、Ⅲ、aVF誘導で正のP波が見えたら洞性頻脈です。
次に原因検索を行いますが、漏れなく鑑別するために語呂合わせが便利です。
語呂合わせ
洞性頻脈は『220ー年齢』の心拍数を超えないとされています。
この式に年齢が隠れていることから語呂合わせを作ってみました。
『AGE HIDE』
A:Anxiety(不安)、Ache(疼痛)
G:Gas(低酸素血症)
E:Electrolytes(電解質異常)
H:Hyperthyroidism(甲状腺機能亢進症)、Heart failure(心不全)、Hypoglycemia(低血糖)
I:Infection(感染)、Infarction(急性心筋梗塞)
D:Dehydration(脱水)、Delirium(せん妄)
E:Embolism(肺血栓塞栓症)
最近振り返ってみたら、研修医のうちにこの語呂合わせに出てくる病態を対応できるように勉強してたなと気づきました。
実際に完璧に全部対応できてはいませんが。
『内科レジデントの鉄則』では上記の対応を学べるのでこの1冊を何周もして確実な知識にしておくといいかもです。
参考文献
内科レジデントの鉄則 4版
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以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも参考になれば幸いです。
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