耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科

鼻出血の際のボスミンガーゼ(ボスキシガーゼ)の作り方

救急外来で鼻出血を主訴に受診される患者さんを連続で経験しました。その際によく使われるボスミン・キシロカインガーゼ(ボスキシガーゼとも呼ばれる)の組成を備忘録として記載しておきます。 作り方 ボスミン®︎(一般名:アドレナリン)のα1作用(血...
呼吸器

喫煙がリスクとなる疾患と覚え方

喫煙がリスクとなる疾患についてまとめました。 これらを覚える時には共通するメカニズムを探すとすんなり入ってきやすいです。 一覧 国立がん研究センター がん情報サービスより引用 <煙の通り道> 悪性腫瘍………咽頭癌、喉頭癌、胃癌、食道癌、肺癌...
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インフルエンザ菌にはどの抗菌薬を使う?抗菌薬選択

この細菌にはこの抗菌薬…って覚えていくのは大変だと思いませんか?私もそう思っていましたし、ポリクリで一緒に回った医学生にも「これどうやって覚えてる?」と聞かれたこともあります。 整理して行くとそんなに大変じゃないことがわかると思います。それ...
眼科

眼窩吹き抜け骨折で嘔吐が出現する理由

眼窩吹き抜け骨折とは、交通事故や、喧嘩で顔面を殴られたり、スポーツ中にボールや肘、足などが眼に当たって発症する眼窩の骨折です。 英語ではorbital blowout fractureと言いますので、救急などでは単に「ブローアウト」と呼ばれ...
作用機序

花粉症(抗ヒスタミン薬)の違い ビラノア、デザレックス、アレグラ、アレロック、ザイザル、タリオン、アレジオン、エバステル、ジルテック、クラリチン

耳鼻科などでよく処方されるビラノア、デザレックス、アレグラ、アレロック、ザイザル、タリオン、アレジオン、エバステル、ジルテック、クラリチンなど抗アレルギー薬は多くの種類がありますが、その違いを比べてみました。 お急ぎの方は「目次」→「抗ヒス...
医療従事者に必須の知識

点鼻薬の使いすぎに注意!プリビナ 、ナシビン、トラマゾリン、コールタイジン

鼻詰まり症状を改善したい時に、プリビナ 、ナシビン、トラマゾリン、コールタイジンなどの処方薬が出されます。これらは即効性があってしかも効果がしっかりしていることから、ついつい使いすぎてしまうことが多いですよね。 しかし使い過ぎが問題になるこ...
作用機序

ディレグラ錠で眠れない副作用、対処法

ディレグラ錠はフェキソフェナジン塩酸塩と塩酸プソイドエフェドリンの配合錠です。実際自分も服用したことがあるのですが、眠れなくなることがありました。 作用機序 作用のメカニズムです。 フェキソフェナジン→くしゃみや鼻水を引き起こすヒスタミンの...
耳鼻咽喉科

抗ヒスタミン薬 ビラノアとデザレックスの違い 使い分け

にほんブログ村 抗ヒスタミン薬の分類 開発された歴史 第一世代:作用は強力だが中枢移行性も高い 第二世代:作用はマイルドで中枢移行性は低い 中枢移行性が高いと、覚醒に関与するヒスタミンの作用までもブロックしてしまうために、眠気の副作用が出や...