内分泌代謝

作用機序

免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象

とうとうニボルマブの副作用が一般問題ではなく、臨床問題で出題されました。 こういう科目を横断した出題は好きです。 どんな経過なのか? 薬剤師国家試験 105回 問304 70歳女性。糖尿病の既往歴はない。非小細胞肺がん(扁平上皮がん、PD-...
作用機序

ステロイド糖尿病の早期発見には空腹時と食後血糖のどちらをみるか

ステロイド糖尿病では空腹時と食後高血糖のどちらが出やすいのでしょうか? 記事を書いたきっかけ 次の問題は正答率は10%台の難問なんですが、学びが多い問題だと思いますので紹介します。 医師国家試験 110I13 入院中の患者に対して副腎皮質ス...
内分泌代謝

心不全では高ナトリウムになる?低ナトリウムになる?

ちょうどポリクリで試問され、勉強してる時にもこれに当たったので備忘録として残しておきます。 医師国家試験 113A13 尿へのナトリウム排泄低下を伴う低ナトリウム血症をきたすのはどれか。2つ選べ。 a 肝硬変 b 心不全 c SIADH d...
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作用機序

β刺激薬やインスリンでカリウムが低下する機序〜バセドウ病で周期性四肢麻痺となる機序〜

「β刺激薬で低カリウム血症!」「バセドウ病は周期性四肢麻痺!」と1対1で丸暗記していませんか? 一度機序を学ぶと、試験本番や臨床現場でも自分で導いたり考えたりすることができるようになります。 β刺激薬でカリウムが低下するメカニズム β刺激か...
内分泌代謝

メトホルミンとヨード造影剤

国家試験でも超頻出のこの相互作用。 これだけ出題されるのは当然現場でも注意を要するためです。 併用するとどうなる? メトホルミンは糖新生を抑制するため、乳酸が蓄積しやすくなります。 そのため以下の病態では乳酸が蓄積し、乳酸アシドーシスのリス...
作用機序

DPP-4阻害薬による類天疱瘡って何?

DPP−4阻害薬の添付文書に書いてある副作用の類天疱瘡。どんな疾患かご存知でしょうか? 私が通っていた薬学部では皮膚科の疾患を習わなかったので、薬剤師として働いていた頃に報告され始めたDPP−4阻害薬服用者の類天疱瘡についてはよくわかってお...
おすすめ書籍

経口糖尿病薬の作用機序と副作用・使い分け おすすめ専門書

内分泌代謝の科目では糖尿病を扱いますが、経口糖尿病薬については種類が多く複雑になってきていることもあり1コマがまるまる講義にあてられていました。 種類の多さや複雑さに困っている方の助けになれれば幸いです。 ひとつずつ整理していきましょう! ...
内分泌代謝

どんな薬が低血糖を引き起こしやすいか?

糖尿病の薬は血糖を下げる効果があるため、低血糖を引き起こしやすいことは理解しやすいですが、糖尿病以外に用いる薬が低血糖を引き起こすのは知らなければわかりません。 私も学業の合間に薬剤師として働かせていただいているので、注意喚起として2つご紹...
作用機序

低カリウム血症で高血糖となるメカニズム

低カリウム血症でなぜ血糖が高くなるのか?インスリン分泌促進薬やSU薬の作用機序の復習にも繋がってくるところなのでしっかりおさえましょう。 まずはインスリン分泌のメカニズムを復習! レジデントノート増刊 Vol.19 No.11 「糖尿病薬・...
作用機序

パルモディア®(ペマフィブラート)の特徴・作用機序

興和のパルモディア®(ペマフィブラート)が2017年7月に承認を取得しました。 拙いですがなんとか読み解いていきます。ご指摘があれば宜しくお願いします。 パルモディア®(ペマフィブラート)の作用機序 PPARα(ペルオキシソーム増殖剤活性化...