プロカルシトニンの意義

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作用機序

プロカルシトニンは、甲状腺で産生されるカルシトニンの前駆体のポリペプチド。細菌感染でのIL-1やIL-6、TNF-αなどの炎症性サイトカインにより小腸や肺からも産生される。

細菌感染でのみ上昇する。6時間ほどで上昇。

基準値:0.3ng/mL以下

2.0ng/mL以上はパニック値(生命が危ぶまれるほど危険な数値)であり、細菌性敗血症を示唆する。

 

細菌感染をすぐに数値として反映するため、培養検査を待たずとも広域の抗菌薬による治療にとりかかることができる。その他、治療効果の指標ともなりうる。

 

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CRPとの違い

CRPは、マクロファージから産生されたIL-6が肝臓へ働き、産生されるため、炎症を反映するために12時間ほどかかってしまう。

上記の産生のメカニズムにより、ステロイドや免疫抑制薬の影響をもろに受けやすいため、これらを服用していると上昇しないことがある。

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