どの感染症が何類なのか、いろんな国家試験で問われますよね。覚え方やゴロをご紹介します。
それぞれのゴロが、何類だったかも覚えやすいようにゴロを作りました。
1類感染症
1(1類)、ま(マールブルグ病)、く(クリミア・コンゴ出血熱)、ら(ラッサ熱)、へ(エボラ出血熱)、な(南米出血熱)、とう(痘瘡)、ぺ(ペスト)
誰だって枕に納豆を吐かれたら一番嫌ですよね。
1類には、国の名前や「出血」などいかにもヤバそうな単語が入っているイメージです。
当然のことながら入院勧告がなされます。
2類感染症
2(2類)、ポ(ポリオ)、ジ(ジフテリア)、ティブ(結核:Tbと略される)、鳥(鳥インフルエンザ)、さ(SARS)、ま(MERS)
2類には、呼吸器関連の感染症が集まってます。
呼吸器なので感染が広がりやすいです。そのため1〜2類には入院勧告がなされます。
3類感染症
3(3類)、赤(赤痢菌)、パ(パラチフス)、チ(チフス)、◯(O-157:腸管出血性大腸菌)、コ(コレラ)
3類には、腸管関連の感染症が集まってます。
下痢をした手で触れると感染しやすいですよね。そのため1〜3類には就業制限がかかります。
4類感染症
4類には、動物を媒介した感染症が入ります。
ここはゴロよりも、感染経路を意識して覚えた方が役に立ちます。
牡蠣→A型肝炎、猪→E型肝炎、蚊→黄熱、日本脳炎、マラリア、ジカウイルスなど
例外的に、水系のレジオネラ、土系のボツリヌスが入ります。
5類感染症
5類には、主に小児科、性感染症と耐性菌のイメージです。
小児:インフルエンザ、手足口病、ヘルパンギーナ
性:AIDS、梅毒、淋菌、クラミジア
ここは多すぎるので、全数把握のものだけ覚えてそれ以外は定点把握と覚えると楽です。
全数把握のゴロ
病気がみえる vol.6 免疫・膠原病・感染症(第1版)より引用
国家試験問題で理解度をチェック!
看護師国家試験 第108回 午後86問感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉に基づく五類感染症はどれか。2つ選べ。1. 後天性免疫不全症候群〈AIDS〉
2. 腸管出血性大腸菌感染症
3. つつが虫病
4. 日本脳炎
5. 梅 毒
薬剤師国家試験 第99回 19問
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 (感染症法)」 において二類感染症に指定されているのはどれか。1つ選べ。
1 結核
2 風しん
3 ペスト
4 コレラ
5 細菌性赤痢
医師国家試験 113F19
感染症法に基づく入院勧告の対象となるのはどれか。
a 麻疹b 破傷風c B型肝炎d 鳥インフルエンザ(H5N1)e 後天性免疫不全症候群〈AIDS〉
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。
コメント