薬剤師は処方前に介入すべき

スポンサーリンク
医療従事者に必須の知識

ポリクリなどで外来見学をさせてもらう機会があります。その際、薬剤師は処方前に介入した方が医療がスムーズに回ると感じました。

薬剤師は処方前に介入するとスムーズかも?

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

外来にて

外来では指導医の後ろに座り、診察を見学してました。学生が先に問診を取り、それを基に先生の診察が行われます。

手術目的で入院の患者さんで、薬歴の確認のためにお薬手帳を見せてもらったところ、メトホルミンが処方されていたので、その場で先生に伝えてすぐ休薬となりました。

これとは少し違いますが、薬局で働いていた時に「今日造影CTを取ってきた」と仰っていた患者さんの処方箋にメトホルミンが前回と同じ日数で処方されていました。そこで休薬の確認目的に疑義照会して処方変更となりましたが、忙しい外来の最中のため、返信が来るのにかなり時間がかかってしまいました。

病棟にて

朝7時くらいに担当患者さんのところへ行って、診察させてもらい、問診してアセスメントを行い、7時45分のミーティングで指導医にショートプレゼンという流れでした。

私の担当はがん患者さんで、抗がん剤治療中でした。口の中が痛いと訴えてらっしゃったので診察するとアフタ性口内炎がありました。

そこで検査値を見て、白血球減少による感染や、低栄養がないことを確認して、歯磨きやうがいができていることを問診しました。そしてアズノールうがい液の処方を提案し、すぐ処方となりました。

一方、薬局でも同様に抗がん剤治療中に口内炎ができた患者さんにアズノールの処方提案をしましたが、検査値や正式な病名、レジメンのスケジュールなどが正確にわかっていなかったためアセスメントは不十分でした。

感想

処方後だと、患者さんの持ってきた処方箋に対して動くのでどうしても受動的になってしまうように思います。

一方で処方前に動くと、自分の見立てや処方(提案)は正しかったのかうまくいったのかが気になってその後も足繁く患者さんの所に行って話を聞いてました。

薬局からのトレーシングレポートこそが次回受診時の処方前の介入となるため、医師となった今はしっかり連携を取ろうと再認識できました。


 

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

少しでも参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました