研修医おすすめの本

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おすすめ書籍

先輩方や上級医の先生方からお勧めいただいた書籍を紹介します。

研修医として特に必要となってくるのが、レントゲン、心電図、輸液、抗菌薬、各科で用いる薬の知識だと思っていますし、実際にそう痛感しています。

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内科レジデントの鉄則

これは全ての初期研修医が買うべき本だと思っています。いろんな症候、疾患、病棟管理の肝心なことがまとまっています。

まずざっと鉄則を見て、次に症例での確認問題を解くという形式で進みます。

実際の診療→この本→実際の診療というふうに行ったり来たりすると、現場でなぜ上級医がああ言っていたかが納得でき、非常に有意義な学習ができます。

1番読み返している本です。

発熱、ショック、酸素飽和度低下、意識障害に対して、研修医はまず何をすべきか、何を鑑別に挙げてどの検査をするべきか、読み返す中で徐々に染み付いてきた気がします。

読みやすいし、網羅性があって具体的な投与量なども記載されてるし、安い。1番おすすめです。

研修医のための内科診療ことはじめ 救急・病棟リファレンス

感染症、呼吸器、循環器、消化器、神経、腎臓、内分泌代謝、血液、筋骨格・免疫のパートごとに診察や検査、各薬剤の使い分けがまとまっています。

2022年に発売されたばかりなのでまだレビュー数が少ないですが、私はこの本のおかげで病棟で調べる時間が圧倒的に短くなりました。

この筆者はこの文量の知見を卒後5年目の時点でほとんど完成していたようです。もの凄いデキレジです。

特に筆者の専門分野の神経内科の詳しさはローテ中に役に立つこと間違いありません。

総合内科病棟マニュアル 疾患ごとの管理

実際に循環器や呼吸器を回った際にものすごく重宝した一冊です。

疾患ごとのチェックすべきポイントが数ページでまとめられているため、救急から上がってきていきなり担当となった患者さんの検査や治療プランが立てやすくなりました。

最新のガイドラインに沿って記載されているため内容もしっかりしています。

内科レジデントの鉄則よりも網羅性があります。その分、解説はあっさりしてますのである程度前提知識が必要になります。

具体的な投与量も記載があって、串刺し検索でも非常に重宝します。

上記の内科レジデントの鉄則に載ってないことの補完に使っています。

レジデントのための感染症診療マニュアル

他の抗菌薬の本と違って読みやすさはないですが、調べ物をする際にはこれが一番です。なのでこれは電子書籍がいいかも。

何を持って感染症とするのかが記載されている第1章の感染症診療の基本原則はすべての研修医が読むべきと教わりました。

日本の抗菌薬の承認された用量は少なめなので、添付文書ではなくこれを見て投与量を決定しています。

尿培養でカンジダが検出された時に抗真菌薬をいこうとしていたことがありますが、それがどれだけズレているかこれを読むとわかります。今思い出しても恥ずかしいです。日々勉強です。

救急外来 ただいま診断中!

これは医学生の時に国家試験問題の対策として買いました。

各症候ごとに診療の際のポイントがとてもわかりやすく記載されています。

学生の頃や体験していない症候のページを読む時には全然頭に入ってきませんでした。一度体験した症候を読み返すと、「そういえば患者さんこれ言ってた」とかめちゃくちゃ当てはまることが多くて勉強になります。

症例が提示されているので理解度をチェックしやすく、また検査の感度・特異度も記載されているので大変勉強しやすい一冊でした。

レジデントのためのこれだけ輸液

輸液の導入の本として素晴らしい一冊です。

具体的に何を何mL/hで行くのか記載されていてイメージが湧きやすく、また電解質や利尿薬についても記載されていて学びが多いです。

カラーで図も多用されており、非常に読みやすく、著者は予備校講師もされているので論理に走り過ぎず、簡潔にまとめられているのはこの本の特徴です。

レジデントのためのこれだけ心電図

上の輸液の本と同じ著者の本です。

これは医学生の時に購入しました。心電図に苦手意識のある方すべてに適しています。

心電図の付け方やそれぞれの不整脈の際の初期対応も具体的に書かれているので非常にわかりやすく導入に最適な一冊です。

レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室 第2版

これも医学生の時に購入した本です。

シルエットサインやエアブロンコグラム、これらがどんな時に出てくるのか、どうやって出てくるのかまで読みやすく分かりやすい文章で書かれています。

カラーで見やすいのもポイントです。上級医から口頭試問された際にはこの本の知識で乗り切れましたし、「よく知ってるね」と褒められます。

ICU/CCUの薬の考え方・使い方

これは薬剤師の時に購入しました。

薬剤の使い分けだけではなく、病態や作用機序、治療方針まで記載されていてかなりお買い得です。

鎮痛薬、鎮静薬、筋弛緩薬、輸液、輸血、などなど。かなり分厚い本ですので私は通読できておらず、担当した患者さんの管理の際に辞書的に開いて勉強しています。

 


以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

少しでも参考になれば幸いです。

 

 

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