コロナウイルスなどの消毒のために次亜塩素酸が用いられたりしますが、ネットを見ると次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムを混同した記事が散見されます。
混同しないでください!
注意喚起として記事にしておきます。
次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムの違い
次亜塩素酸 | 次亜塩素酸Na | |
---|---|---|
pH | 弱酸性 | アルカリ性 |
人体(手指・皮膚)へ | 希釈したら使用可能 | 希釈しても使用不可 |
金属の腐食 | 弱い | 強い |
希釈の必要性 | なし | あり |
具体例 | Drけっぺきくん®️ | ハイター®️ |
ポイント
・次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性で皮膚へのダメージが強いため人体には使えません。
・消毒に使う際には必ず希釈が必要です。
・酸性の薬品と混ぜると有害な塩素ガスが発生してしまい危険です。
・消毒に使う際には必ず希釈が必要です。
・酸性の薬品と混ぜると有害な塩素ガスが発生してしまい危険です。
1番怖いのは、人体にダメージのある次亜塩素酸ナトリウムをスプレーなどで人体に噴霧することです。
何故かネットで見かける次亜塩素酸水の作り方は、ハイターを薄めて作ると書いてありますが、次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムは全くの別物です。
pHに関しては、高校化学の復習です。
次亜塩素酸ナトリウムはNaClO→Na++ClO-となります。NaOH(強塩基)とHClO(弱酸)の塩なので塩基性=アルカリ性となります。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも参考になれば幸いです。
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