喫煙がリスクとなる疾患と覚え方

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呼吸器

喫煙がリスクとなる疾患についてまとめました。

これらを覚える時には共通するメカニズムを探すとすんなり入ってきやすいです。

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一覧

国立がん研究センター がん情報サービスより引用

<煙の通り道>

悪性腫瘍………咽頭癌、喉頭癌、胃癌、食道癌、肺癌、膀胱癌

呼吸器疾患……慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息

 

煙は気道と食道に入っていきます。

気道の順番としては、咽頭→喉頭→気管支→肺胞なので、咽頭癌、喉頭癌、COPD、喘息、肺癌があります。

食道の順番としては、食道→胃なので、食道癌、胃癌があります。

タバコの成分は水に溶けやすいため発がん物質が尿路を通過する過程で影響を及ぼすため膀胱癌もリスクとなります。

 

<血管系>

循環器疾患……脳卒中、虚血性心疾患

消化器疾患……胃・十二指腸潰瘍

歯科疾患………歯周病

妊婦の喫煙 → 流早産、周産期死亡、発育遅延、低出生体重児、妊娠合併症

 

バージャー病に代表されるように、喫煙は血管(血管内皮)にダメージを与えます。脳や心臓、毛細血管の多い歯肉や胎盤、消化管などに影響が出ることは想像しやすいと思います。

肝癌と子宮頸癌の機序

喫煙はB細胞やT細胞に数・機能両方に障害を与えるので、免疫力が低下します。

肝癌ではC型肝炎ウイルス、子宮頸癌ではヒトパピローマウイルスが関与しており、免疫力が低下するため発癌しやすくなると考えると覚えやすいです。

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

少しでも参考になれば幸いです。

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