ピルで血栓ができやすくなる理由 ヤーズ、ルナベル、ディナゲスト

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医療従事者に必須の知識
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月経痛や月経過多、生理不順や月経前症候群などの治療や避妊目的でヤーズ®やルナベル®、ディナゲスト®を服用している患者さんが多いですが、その血栓リスクについてまとめてみました。

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各ホルモンの血管および凝固へ与える影響

エストロゲン

・凝固因子などのタンパク合成を促進し凝固促→静脈血栓リスク増加

・LDLなどのコレステロール合成を抑制、抗酸化作用→動脈硬化抑制

 

プロゲステロン

・コレステロール合成を促進

・糖代謝異常やインスリン抵抗性を惹起

→動脈硬化リスク増加

血栓ができやすくなる

上記のエストロゲン製剤は、血栓リスクを下げるためにエストラジオールなど活性(力価)の高いホルモンを用いて低用量化しています。そのため動脈硬化に対してはエストロゲンとプロゲステロンの作用が相殺されますが、静脈血栓のリスクが高まります。

水分摂取が少なかったり、長時間同じ体勢で動かないことで血が固まりやすくなります。いわゆるエコノミークラス症候群(医学では深部静脈血栓)です。

特に、35歳以上で1日に15本以上の喫煙をされている方はリスクが高いため注意が必要です。

 

閉経と血管

女性が50代となり閉経が起こると、エストロゲンによる抗動脈硬化作用が大幅に落ち、コレステロール合成も抑制が外れるため、その年代から脂質異常症の罹患率も上昇します。

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