ディレグラ錠で眠れない副作用、対処法

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作用機序

ディレグラ錠はフェキソフェナジン塩酸塩と塩酸プソイドエフェドリンの配合錠です。実際自分も服用したことがあるのですが、眠れなくなることがありました。



 

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作用機序

作用のメカニズムです。

フェキソフェナジン→くしゃみや鼻水を引き起こすヒスタミンの作用をブロック

プソイドエフェドリン→鼻詰まりの原因となる血管の拡張を防ぐ(収縮させる)

 

副作用

強い鼻詰まりがあるときにその症状を改善してくれるプソイドエフェドリンですが、エフェドリンという交感神経刺激物質と類似しており(プソイド=pseudo=類似の、偽の)、脳などの中枢神経を刺激して興奮させて、眠れないなどの副作用が起こります。

不眠の副作用の頻度

ディレグラの添付文書を参照しても、

注1) 海外で認められている本剤の副作用又はフェキソフェナジン塩酸塩もしくは塩酸プソイドエフェドリンで認められている 副作用のため頻度不明。

ディレグラ錠 添付文書より引用

と、頻度が記載されていなかったので、海外の添付文書をあたりました。

ALLEGRA D-12 HOUR- fexofenadine hydrochloride and pseudoephedrine hydrochloride tablet, extended release

より引用

ディレグラ錠を1回2錠ずつ、つまりフェキソフェナジン塩酸塩として60mg及び塩酸プソイドエフェドリンとして120mgを1日2回服用するので、赤枠で囲ったところを見てください。

2行目のInsomniaが「不眠」という意味で、その頻度は12.6%となっています。

ちなみに1行目は頭痛で、13.0%の頻度で出現していますが、私も服用した時には頭痛と不眠が出ました。

こんだけ頻度高いんだから日本の添付文書に明記してくれた方が有り難いです。そしたら患者さんに予め伝えられるから、どの薬を処方するかという段階でも一緒に選べるし。

対処法

腹式呼吸をする

交感神経が高ぶってしまったのなら、リラックスに関連している副交感神経を活性化させましょう。

アメリカの統合医療医学博士のアンドリュー・ワイル博士が提唱している478呼吸法がお勧めできます。

4秒間鼻から吸う

7秒間息を止める

8秒間口から吐く

これを4セット繰り返します。1セットが19秒なので、4セット行っても76秒です。

薬剤の変更

腹式呼吸を試してもダメなら、眠れないこと自体が日常生活に支障をきたすので、その旨を医師へ伝えて変更してもらいましょう。鼻詰まりが改善するメリットよりも副作用のデメリットが大きくなってしまったら服用する意味が無いですからね。



 

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