勉強法・覚え方

医療従事者に必須の知識

12歳未満 コデイン製剤禁忌へ

2019年より、コデインは12歳未満の小児へ投与禁忌となるようです。 禁忌となった背景 アメリカでのコデインによる呼吸抑制などのモルヒネ関連中毒死亡例の9割が12歳未満であったため、アメリカ食品医薬品局(FDA)が今年の4月に禁忌に設定した...
耳鼻咽喉科

抗ヒスタミン薬 ビラノアとデザレックスの違い 使い分け

にほんブログ村 抗ヒスタミン薬の分類 開発された歴史 第一世代:作用は強力だが中枢移行性も高い 第二世代:作用はマイルドで中枢移行性は低い 中枢移行性が高いと、覚醒に関与するヒスタミンの作用までもブロックしてしまうために、眠気の副作用が出や...
おすすめ書籍

薬剤師の勉強やスキルアップに使える本 参考書

薬剤師として働きだしたら独学で知識を蓄えていかなければなりません。まず何を学んでいけばよいかわかりませんし、体系化されまとまった知識でなければ役には立ちません。 疾患や薬物動態を学ぶ上で役立つ書籍をご紹介します。 まず最初に、学ぶモチベーシ...
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医療従事者に必須の知識

糸球体濾過量(GFR)とクレアチニンクリアランス(CLCr)の違い

添付文書で頻繁に見かける糸球体濾過量(GFR:Glomerular filtration rate)やクレアチニンクリアランス(CLcr)。 それらの違いや使い分けについてまとめています。 <わかりやすく表にまとめてみました!> 腎機能の評...
医療従事者に必須の知識

肝臓の検査値とその意義

疾患名や治療方針を患者さんから聞くことはできても、又聞きなので伝言ゲームのように正確性に欠けます。 だからこそ、患者さんの話をよく聞いて、持参してくださった検査値をしっかり見て、薬物治療上の問題がないか確認する必要性が高いと思っています。 ...
医療従事者に必須の知識

肝代謝型と腎排泄型薬剤の判断・指標

投与される薬剤が肝代謝型なのか腎排泄型なのかを判断できるようになれば、投与量の調節だったり、投与可否の判断に役立つほか、薬の使い分けも理解しやすくなります! それでは見ていきましょう。 分配係数(脂溶性 or 水溶性) n-オクタノール/水...
内分泌代謝

多量のアルコール(飲酒)で血糖値が低下するメカニズム

飲酒によって血糖値はどうなるのか、混乱しやすいところですよね。 糖尿病にも密接に関わってきますのでまとめてみました。 アルコールの代謝 アルコールは、10%は呼気中に排泄され、残りの90%は肝臓で分解されます。 アルコール→アセトアルデヒド...
作用機序

【名探偵コナン】アポトキシンAPTX4869の作用機序

医学生であり薬剤師でもある筆者が、名探偵コナンに出てくる、APTX4869の作用機序を考察してみました!フィクションをガチに考察してます。 分子生物学などの復習にもなりますので読んでみてください。 アポトキシンAPTX4869の作用機序 原...
医療従事者に必須の知識

COX-2選択的阻害薬と心筋梗塞リスク

高齢者などで日常的によく用いられるCOX2選択的阻害薬。そのリスクとは? COXの阻害による影響 COX選択性がない場合、常時発現しているCOX-1を阻害することにより胃障害・腎障害の副作用が出る。 COX-2選択的阻害薬はCOX-1を阻害...
作用機序

ルビプロストン(アミティーザ®️)の作用機序

アミティーザ®の作用機序 アミティーザ インタビューフォームより引用 ルビプロストン(商品名アミティーザ)は、小腸上皮細胞に発現している2型塩素チャネル(ClC-2)を活性化してCl-を腸管内へ流出させます。 Cl-が腸管へ移動すると、電気...