医療従事者に必須の知識

作用機序

血液凝固カスケードのゴロや覚え方 ワーファリン®(ワルファリン)の作用機序

薬学生の方から凝固カスケードがわかりませんというお問い合わせをいただいたので解説してみました。 ついでにワーファリンの作用機序に絡めてみました。 ヘパリンとの違いについては ワルファリンとヘパリンの違い 医師国家試験 語呂一覧 凝固カスケー...
医療従事者に必須の知識

坐薬の入れ方、入らない時の対処法〜アンヒバ、カロナール、アルピニー編〜

今回はお子さんの発熱で、解熱剤の坐薬が入らなくて困っているお母さんお父さんや、その指導に困っている医療者向けに記事をまとめました。少しでも助けになれば幸いです。 お急ぎの方は「目次」→「坐薬が入らない時の対処法」まで飛んでください。 坐薬の...
内分泌代謝

どんな薬が低血糖を引き起こしやすいか?

糖尿病の薬は血糖を下げる効果があるため、低血糖を引き起こしやすいことは理解しやすいですが、糖尿病以外に用いる薬が低血糖を引き起こすのは知らなければわかりません。 私も学業の合間に薬剤師として働かせていただいているので、注意喚起として2つご紹...
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医療従事者に必須の知識

DNAウイルスの覚え方・ゴロ

薬学部でも医学部でも微生物学を習いましたが、どちらでも聞かれることは似てます。 それが「DNAウイルスはどれか?」というもの。 病理学ではDNAウイルスは主に核内封入体を形成しやすいため診断に有用です。 臨床的にはDNAポリメラーゼを阻害す...
作用機序

抗不整脈薬のゴロと使い分け・副作用

抗不整脈薬については種類が多く複雑で苦手意識を持っている人が多いですよね。循環器の勉強を難しくしている原因の1つだと思います。 少しでも理解の助けになるよう、薬学生時代に使っていたゴロをご紹介します! 医師国家試験 語呂一覧 まずは分類から...
医療従事者に必須の知識

モルヒネの肝障害や腎障害での安全性

癌性疼痛の緩和によく使われているモルヒネですが、肝障害や腎障害がある時には体内動態が変化し、副作用が出現するリスクが上昇します。 簡単にまとめてみました。 モルヒネの代謝経路 モルヒネは、肝臓でグルクロン酸抱合を受け、薬効のないモルヒネー3...
おすすめ書籍

大脳基底核のゴロ 線条体、レンズ核

パーキンソン病の病態や、統合失調症治療薬の副作用に関連してくる大脳基底核。線条体とか被殻ってあるけど、どれがどれだっけとなった際に役立つゴロです。 大脳基底核のゴロ レンズ:レンズ核 ひ:被殻 た:淡蒼球 日:被殻 々:尾状核 洗浄:線条体...
作用機序

部分アゴニストとは?エビリファイ®(アリピプラゾール)の作用機序

薬理学を勉強していく中で、少しわかりにくいところかもしれません。図を使ってわかりやすく説明したいと思います。 部分アゴニストとは? そもそも、受容体に結合して生体の反応を100%引き出す物質を完全アゴニストといいます。 部分アゴニストとは、...
医療従事者に必須の知識

整腸剤の違い ミヤBM、ビオフェルミン、ビオスリー

ミヤBM、ビオフェルミン、ビオスリーなど、整腸剤として用いられる製剤は多々ありますが、整理するために復習していきます。 腸内細菌叢との関わり 光岡知足先生によると、ヒトの腸内には バクテロイデス ユウバクテリウム 嫌気性連鎖球菌 ビフィズス...
作用機序

花粉症(抗ヒスタミン薬)の違い ビラノア、デザレックス、アレグラ、アレロック、ザイザル、タリオン、アレジオン、エバステル、ジルテック、クラリチン

耳鼻科などでよく処方されるビラノア、デザレックス、アレグラ、アレロック、ザイザル、タリオン、アレジオン、エバステル、ジルテック、クラリチンなど抗アレルギー薬は多くの種類がありますが、その違いを比べてみました。 お急ぎの方は「目次」→「抗ヒス...