腎機能の評価方法まとめ eGFRとクレアチニンクリアランス(Ccr)の違い

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腎機能を評価するにはeGFR、Ccr、イヌリンクリアランス…etc

どれを使ったらいいのか混乱したことはありませんか?そしてそれぞれの指標が何に強くて何に弱いのかわからなくなることがありませんか?

以前も記事にはしていましたが、文章が長くなってしまったので一覧できるようにまとめ直しました。

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腎機能の評価方法

腎機能の評価方法には大きく分けて、実際に測定する方法(実測)推測する方法(推算式)があります。

それぞれみていきましょう。

実測

評価方法必要なデータ特徴
イヌリンクリアランス実測最も正確
クレアチニンクリアランス実測30%高く出る

これらは正確ですが手間がかかるため、腎移植ドナーの正確な腎機能を知りたい時などしか行われません。

そのため実臨床では以下の簡便な推算式が用いられます。

 推算式

評価方法必要なデータ特徴
推定クレアチニンクリアランス(Ccr)
=Cockcroft&Gault式
年齢・性別・Cre・体重身長が考慮されていないため
肥満で高く出る
eGFRcreat(mL/min/1.73m2年齢・性別・Cre主にCKDの診断に用いる
eGFRcreat(mL/min)年齢・性別・Cre・身長・体重投与量の設定に用いる
痩せた患者では高く出やすい
eGFRcys(mL/min/1.73m2年齢・性別・Cys-C軽〜中等度腎機能↓では鋭敏
だが3ヶ月に一度の制限あり

Creat、Creはクレアチニンを意味しています。ポイントを赤字にしておきました。

1.73m2って何を意味しているのか?

1.73m2とは標準的な体型の人の体表面積。そして腎機能は体表面積に比例するため、1.73m2で割ることで体表面積、つまり体格を揃えた状態にします。そうすることで基準値と外れているか判断することができます→診断に用います

薬剤の投与量の設定では個人個人の腎機能を用いますよね?体格で補正した値では個人の数値ではなくなるため1.73m2を外す必要があります。

eGFR(mL/min/1.73m2)×個人の体表面積(m2)÷1.73m2

体表面積はDuBoisの式を用いますが、eGFRの式自体も指数計算が必要なので、現場ではネット上の計算ツールを使うのが便利です。

eGFR・CCrの計算ー日本腎臓病薬物療法学会

参考資料

・エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2009

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