テストは解けても実践で使えないワケ

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医学部に入ってから気づいたことの1つとして、マークシート形式のテストが多いということがあります。

おそらく採点をする先生方も学生の人数が多いために、採点作業が大変な記述形式は敬遠しがちなのでしょうか。

でも記述とマークシートでは知識のレベルに違いがでてきます。

テストは合格しても、実習でその疾患をみた時に友人に説明できなかった経験はありませんか?

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記述よりマークシートの方が簡単?

記憶は覚えて、それをキープして、思い出すものですよね。認知心理学ではそれぞれは記銘、保持、想起といいます。

思い出す(想起)には、再生と再認という種類があります。

再生:頭の中のものをそのまま再現すること

再認:頭の中のデータと比べて「以前経験したもの」と認識すること

 

ざっくり言うと、再生は人に説明できること、

再認は部分的に覚えていて、見たら思い出せるが説明はできないという違いがあります。

どちらがより簡単かと言うと、部分的である再認が一般的に簡単といわれています。

記述は「◯◯とは何か」「◯◯を説明せよ」なので、再生が必要となり、マークシートでは「△△を選べ」なので再認がメインとなります。

次の2つの問題を比べてみてください。

例:アドレナリンを産生する副腎髄質由来の腫瘍は何か。

例:アドレナリンを産生する副腎髄質由来の腫瘍を次から選べ。

a.褐色細胞腫 b.下垂体腺腫 c.クッシング病

次から選べの方が、選択肢の中に答えがあるので頭から引っ張り出す手間が無い分、簡単に感じませんか?

もちろん、症例問題ではその疾患に特徴的な症状や所見、治療方針などを想起する必要があるので一概にマークシートの方が簡単とは言い切れないこともあります。

テストを受ける学生側としてはマークシート形式の方が楽なのですが、本当に理解できているかどうか試すには記述形式の方が適していると思います。

自分の理解度を確認するには

これまででわかってしまったかもしれませんが、自分の理解度を確認するには、人に説明してみるという方法が適しています。

わかっていないところは言葉に詰まりますし、わかっていたならスラスラと説明できることと思います。

この本はオススメです!DaiGoさんはこの本の中で、自分の言葉で説明する「再言語化」を提唱しています。

医療従事者は、「マークシートが解けて試験に合格すること」がゴールではなく、「自分で判断したことを人に説明できるようになること」がゴールだと思います。

ぜひ、「人に説明できるかどうか」という視点をご自身の勉強に取り入れてみてください。


 

以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでもお力になれれば幸いです。

 

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