脂溶性と水溶性ビタミンを覚えると、過剰摂取となるかどうかが判断できるようになります。
それ以外にもメリットがありますので覚え方をご紹介します。
脂溶性ビタミンは4つだけ!
「4つだけ」ビタミンD、A、K、E
4つ:4つある
だけ:DAKE
耐容上限量
以上の4つは脂溶性のため体内に蓄積しやすいため水溶性ビタミンより摂取量に注意が必要です。そのため過剰摂取による副作用リスクが懸念される用量である、耐容上限量が設定されています。
ビタミンKとEにはほとんど過剰の心配はありませんので、問題となってくるのはAとDです。
ビタミンA過剰摂取:頭蓋内圧亢進→頭痛・嘔気・嘔吐
ビタミンD過剰摂取:Ca吸収亢進→高Ca血症→嘔気・嘔吐・異所性石灰化
(水溶性ですが、ビタミンB3、B6と葉酸にも設定されていますので注意!)
脂溶性ビタミン以外はすべて水溶性と考えればOKです。
国家試験で理解度をチェック!
第99回薬剤師国家試験 問122より引用
「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において耐容上限量が設定されているビタミンはどれか。
1. ビタミンB1
2. ビタミンE
3. ビオチン
4. ビタミンC
5. ビタミンA
第113回医師国家試験 A8より引用
妊娠10週の尋常性乾癬患者に対する治療法で最も適切なのはどれか。
a 内服PUVA療法
b 生物学的製剤注射
c ビタミンA誘導体内服
d 活性型ビタミンD3外用
e 副腎皮質ステロイド外用
以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも参考になれば幸いです。
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