診療科別

医療従事者に必須の知識

整腸剤の違い ミヤBM、ビオフェルミン、ビオスリー

ミヤBM、ビオフェルミン、ビオスリーなど、整腸剤として用いられる製剤は多々ありますが、整理するために復習していきます。 腸内細菌叢との関わり 光岡知足先生によると、ヒトの腸内には バクテロイデス ユウバクテリウム 嫌気性連鎖球菌 ビフィズス...
作用機序

花粉症(抗ヒスタミン薬)の違い ビラノア、デザレックス、アレグラ、アレロック、ザイザル、タリオン、アレジオン、エバステル、ジルテック、クラリチン

耳鼻科などでよく処方されるビラノア、デザレックス、アレグラ、アレロック、ザイザル、タリオン、アレジオン、エバステル、ジルテック、クラリチンなど抗アレルギー薬は多くの種類がありますが、その違いを比べてみました。 お急ぎの方は「目次」→「抗ヒス...
医療従事者に必須の知識

点鼻薬の使いすぎに注意!プリビナ 、ナシビン、トラマゾリン、コールタイジン

鼻詰まり症状を改善したい時に、プリビナ 、ナシビン、トラマゾリン、コールタイジンなどの処方薬が出されます。これらは即効性があってしかも効果がしっかりしていることから、ついつい使いすぎてしまうことが多いですよね。 しかし使い過ぎが問題になるこ...
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作用機序

ディレグラ錠で眠れない副作用、対処法

ディレグラ錠はフェキソフェナジン塩酸塩と塩酸プソイドエフェドリンの配合錠です。実際自分も服用したことがあるのですが、眠れなくなることがありました。 作用機序 作用のメカニズムです。 フェキソフェナジン→くしゃみや鼻水を引き起こすヒスタミンの...
医療従事者に必須の知識

ピルで血栓ができやすくなる理由 ヤーズ、ルナベル、ディナゲスト

月経痛や月経過多、生理不順や月経前症候群などの治療や避妊目的でヤーズ®やルナベル®、ディナゲスト®を服用している患者さんが多いですが、その血栓リスクについてまとめてみました。 各ホルモンの血管および凝固へ与える影響 エストロゲン ・凝固因子...
作用機序

オピオイド、モルヒネの副作用と対策、血中濃度

少しわかりにくいモルヒネなどのオピオイドによる副作用をまとめてみました。 副作用 オピオイドであるモルヒネの鎮痛作用を得ようとすると、先に便秘、悪心、嘔吐などの副作用が出現する可能性が高いですよね。さらに重篤なものだと呼吸抑制が生じます。 ...
作用機序

ゾフルーザ ®(バロキサビル マルボキシル)の作用機序と要点

2018年2月に、新しい作用機序の抗インフルエンザ薬が承認されました。 塩野義製薬の「バロキサビル マルボキシル」、商品名はゾフルーザです。 早速そのインタビューフォームを読み解いて、要点を抜粋していきたいと思います。 商品名の由来 XO(...
作用機序

低カリウム血症で高血糖となるメカニズム

低カリウム血症でなぜ血糖が高くなるのか?インスリン分泌促進薬やSU薬の作用機序の復習にも繋がってくるところなのでしっかりおさえましょう。 まずはインスリン分泌のメカニズムを復習! レジデントノート増刊 Vol.19 No.11 「糖尿病薬・...
作用機序

アドレナリンとノルアドレナリンの違いと使い分け・ゴロ

名前は似てるし、違いもよくわからないとのご質問をいただきましたので、ポイントをまとめてみました。お力になれれば幸いです。 <この記事の理解に重要な知識はこちら> Gタンパク質共役型受容体とシグナル伝達 ゴロ 医師国家試験 語呂一覧 そもそも...
基礎医学

生理学の勉強 まず覚えておくべき受容体

薬剤の作用の標的となるのは、主に受容体、酵素、チャネルです。特に受容体の占める割合は大きいため、受容体がどこに分布するか覚えるだけでも生理学と薬理学の復習になるし、忘れにくくなります。同級生達に聞かれることが多いのでまとめておきました。 ま...