消化器

作用機序

オピオイド誘発性便秘症治療薬 スインプロイクの作用機序 

2017年3月30日、塩野義のオピオイド誘発性便秘症治療薬スインプロイク(ナルデメジントシル酸塩)が承認されました。 1日1回の内服薬です。 オピオイド誘発性便秘症とは? 癌性疼痛の緩和に用いられているオピオイドの鎮痛作用は、主に中枢のμオ...
医療従事者に必須の知識

肝臓の検査値とその意義

疾患名や治療方針を患者さんから聞くことはできても、又聞きなので伝言ゲームのように正確性に欠けます。 だからこそ、患者さんの話をよく聞いて、持参してくださった検査値をしっかり見て、薬物治療上の問題がないか確認する必要性が高いと思っています。 ...
医療従事者に必須の知識

肝代謝型と腎排泄型薬剤の判断・指標

投与される薬剤が肝代謝型なのか腎排泄型なのかを判断できるようになれば、投与量の調節だったり、投与可否の判断に役立つほか、薬の使い分けも理解しやすくなります! それでは見ていきましょう。 分配係数(脂溶性 or 水溶性) n-オクタノール/水...
作用機序

ルビプロストン(アミティーザ®️)の作用機序

アミティーザ®の作用機序 アミティーザ インタビューフォームより引用 ルビプロストン(商品名アミティーザ)は、小腸上皮細胞に発現している2型塩素チャネル(ClC-2)を活性化してCl-を腸管内へ流出させます。 Cl-が腸管へ移動すると、電気...
医療従事者に必須の知識

B型肝炎ウイルスとマーカーの意義・再活性化する理由

B型肝炎ウイルスのマーカーの出現の順番とその意義はごちゃごちゃしてわかりにくいですよね。 ひとつずつみていきましょう。 B型肝炎ウイルスHBVの構造とマーカーの意義 HBVの構造は、外側から表面のスパイクタンパク質(S)→エンベロープ→カプ...
作用機序

C型肝炎ウイルスの増え方と治療薬の作用機序

C型肝炎ウイルスになぜプロテアーゼ阻害薬やRNAポリメラーゼ阻害薬が効くのか?そもそもどうやって私たちの体内で増えているのか? それらについて解説しています。 そもそもRNAポリメラーゼとは? <前提知識>プラス鎖・マイナス鎖とは? 一本鎖...
内分泌代謝

プリンペラン®とナウゼリン®の違いと使い分け〜褐色細胞腫に禁忌な理由〜

よく処方されるプリンペラン®(メトクロプラミド)とナウゼリン®(ドンペリドン)ですが、その違いについてなかなかわからなかったので調べてみました。 プリンペラン®とナウゼリン®の違い まず全体像から示します。 プリンペラン ナウゼリン 血液脳...