ゴロ合わせ

ピロリ除菌療法のゴロ合わせ 併用の理由 アモキシシリン、クラリスロマイシン、ランソプラゾール

2018年4月15日

ヘリコバクター・ピロリに感染すると、萎縮性胃炎や消化性潰瘍、胃癌、MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病などの疾患の原因となることが明らかになっています。

そのため、これらの疾患の治療にはピロリ除菌が行われます。定期試験や国家試験でも問われやすいところなので、薬の名前をサッと思い出しやすいようにゴロを紹介します。

 

ピロリ除菌療法のゴロ合わせ

試合で調子の悪いクララを交代させるイメージです。

実際、除菌不成功ならクラリスロマイシンをメトロニダゾールに変更します。

 

アモキシシリン

クラリスロマイシン→(除菌できないなら)メトロニダゾール

PPI:プロトンポンプ阻害薬(〜プラゾール)

PPIは治療成績の良いボノプラザンに取って代わられそうです

 

抗生剤にPPIを併用する理由

アモキシシリンやクラリスロマイシンといった抗菌薬は、pHが中性で最も抗菌活性を発揮するため、PPIを併用して胃内pHを中性付近まで上げています。

ボノプラザンはPPIよりも胃酸に安定で、かつ胃酸分泌を強力に阻害するため、pHを中性に維持する時間が長いのもポイントです。

 

ピロリ除菌のポイント

ついでに除菌療法のポイントを押さえておきましょう。

上記の3剤を1週間服用

除菌4週間以降に検査:尿素呼気試験

ピロリ菌は尿素→アンモニア+二酸化炭素に変えて胃の強酸の中でも生存出来ています。

その性質を利用して13Cで標識した尿素を服用し、呼気の中でどれだけ13Cを含む二酸化炭素が増えたかを測定することでピロリの感染を確認します。

胃の中に食べ物があると尿素とピロリが衝突する確率が下がり、偽陰性となる可能性があがるため食後4時間空けます。

PPIを服用していても偽陰性となりうるため、PPIの最後の服用から2週間は空けてください。

理解度を確認!

第100回薬剤師国家試験より引用

問 258-259

55歳男性。下記の処方せんを持って来局した。患者は半年前にヘリコバク ター・ピロリ菌が陽性と診断され、かかりつけ医にて一次除菌を行ったが不成功であった。今回、二次除菌療法を行うことになった。

(処方)
ラベプラゾール Na錠 10mg 1回1錠(1日2錠)
アモキシシリンカプセル 250mg 1回3カプセル(1日6カプセル)
薬剤A        1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 7日分

問 258(実務) 二次除菌療法で使用される薬剤Aとして適切なのはどれか。 1つ選べ。

1 クラリスロマイシン錠 200mg
2 アジスロマイシン錠 250mg
3 メトロニダゾール錠 250mg
4 メベンダゾール錠 100mg
5 アルベンダゾール錠 200mg

メトロニダゾールです。

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医学部へ学士編入した薬剤師です。医学や薬学について書いています。ご質問やご指摘があればお気軽にどうぞ。