
薬学部と医学部の違いについて記事にしてみました。
気付いたことがあればまた追加していきます。
基礎医学のウエイトが違う!
薬学部の方が基礎医学が重かったです。なぜかというと、薬学部卒業して医療職に行く人だけではなく、企業などで研究者として働く人も多いためです。
医師国家試験では基礎医学はほとんど出題されませんが、薬剤師国家試験では半分くらいは基礎医学の内容です。
臨床系の講義の数が違う
ほぼ全員が医師となる医学部と違って、薬学部卒は病院、薬局、ドラッグストア、製薬会社、県庁や府庁の薬務課などの就職先があります。そのためあまり臨床の講義は多くありません。
上記の通り、薬学部は基礎系の先生が多いので、薬剤師としての勤務経験が無い先生が多くを占めます。
今振り返ってみると、臨床経験のある先生の講義の方が実体験エピソードを語ってくれるので講義内容がすごく印象に残っています。
卒論があるかないか
医学部は卒論が無いですが、薬学部は卒論があります。卒論にはデータを出す必要があるので、下記の研究室の配属期間も異なってきます。
臨床研究をやっていると、統計にもある程度詳しくなります。(本番は思いっきり計算ミスしちゃってましたが笑)
研究室配属期間が違う
大学により違うと思いますが、医学部では研究室の配属期間は2か月くらいでしたが、薬学部では3年でした(3年から配属)。
そのため英語論文を読み慣れてるかどうかが違います。このおかげで学士編入試験でも速く読んで解答を作ることができました。
さらに研究室にもよりますが、コアタイムも異なります。大変なところでは9時〜深夜の研究室もありました。それに比べると社会人になってからの方が早く帰れて楽でした笑
再受験生の割合が違う
大学にもよるでしょうが、医学部の方が再受験生が多い気がします。年齢の幅が広いです。再受験も学士もいるので学年全体の1〜2割にのぼります。
私のいた薬学部は再受験の人たちは片手で数えられるくらいでした。
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