薬剤師を辞めて医学部へ入り直したきっかけ・理由

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医学部学士編入

私は薬剤師として勤務した後に医学部へ学士編入しています。自分の振り返りや、病院へ提出する志望理由の作成をスムーズにするためにも記事にアウトプットしてみました。

学士編入される方の志望理由書の作成の参考にもなるかもしれません。

※薬剤師の先生方の批判をしたいわけではありません!

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薬剤師が医学部を受験する理由

薬剤師から医師へ転職される方は結構いますが、その理由は以下のものに大別されるのではないでしょうか。

・元々医学部に行きたかったけど当時は行けず未練があった

・薬剤師という職業に失望、嫌気がさした

 

私は後者の理由です。

高校生の当時、医学部は全く考えていませんでした。小さい頃に薬局で出会った薬剤師に憧れて薬学部を志望していました。

もっと患者さんの治療に貢献したくなった

薬学部の臨床実習中に、自分は患者さんと触れ合うことがモチベーションとなることに気付き、国立大学卒ですが、患者さんとより長い期間接することができる薬局へ就職しました。

(一概には言えないですが、私立卒の人が薬局やドラッグストア、国立卒の人は病院に行く人が多い印象があります。)

働き出して5ヶ月目くらいに、添付文書の記載を鵜呑みにして見当違いな疑義照会をかけ、医師にお叱りを受けたことがありました。

その時、薬剤師の知識不足は患者さんの命や治療に直結するという恐怖を身を以て体感しました。

その経験から日々論文や薬学書でコツコツと勉強するようになり、エビデンスを重視した疑義照会を行うようになったためか1年目の終わり頃にはそのお叱りいただいた医師から薬剤について相談を受けるようになりました。これはかなり嬉しかったなぁ。

自分の母校は幸いにも、内科医の先生が薬学部教授として臨床を教えてくださっていたので、バイタルなどもとれるようになっていました。これらの影響か信頼されて2年目には在宅訪問にも行かせていただけるようになりました。

直接患者さんと会って話して症状や苦しみに寄り添うのが自分のモチベーションでもあったため、頻繁に患者さんのもとへ通ってバイタルや服薬状況をチェックし、症状や変化を尋ねたり処方提案をして患者さんの希望をかなえたりしていく中で患者さんたちと親しくなっていきました。

でもそんな親しくなった患者さんの死に遭遇して、「もっと疾患の知識があれば容態の悪化を予測できたかもしれない」、「もっと薬の知識があればよい治療を提案できたかもしれない」と後悔するようになりました。

薬剤師としての職能である、患者さん一人ひとりに合った薬剤を選択したいと考えた時に、疾患を診断し病態を判断できた方がよりよい選択ができると考えるようにもなりました。

これが1つ目の理由です。

今考えると、こんなペーペーが簡単に患者さんの予後を変えられるわけはないのでおこがましい考えだと思いますけどね。

裁量権がないことが嫌になった

2つ目の理由は、薬剤師に裁量権がないことが嫌だったことです。

薬剤師は原則的に処方に疑わしい点があってかつ医師の同意がなければ処方内容を変更することができません。

今でこそあらかじめプロトコルを作成して薬剤師側で変更できるような流れが少しずつ出てきましたが、一包化や用法変更、ジェネリック変更、残薬調整なども医師へ許可を取らなければなりませんでした。

こういった疑義照会って診療で忙しい医師に連絡をとるのに時間がかかるもので、患者さんのために行なっていることだけども待ち時間が長くなってしまい医師や患者さんからクレームを言われることがしばしばありました。

ほかに、各診療科の薬については専門医の先生の方が深い知識をもっていらっしゃいますが、専門外の薬は薬剤師の方が詳しいこともあります。

ガイドラインや論文で勉強していてこの薬の方がいいと判明していても、処方自体に誤りなどがない場合は、専門外の医師へ対してであっても提案しにくいと感じていました。(自分のコミュニケーションの至らなさゆえかもしれませんが)

上記のことがあって、薬の専門家ってなんだろうと疑問や不満を抱くようになりました。

薬剤師の将来性に不安を感じた

3つ目の理由です。

薬剤師の業務は調剤ロボットや人工知能との相性が圧倒的に悪いと感じていました。業務を整理すると以下のようになります。

<手技>
・調剤業務
・注射調剤、製剤業務

<情報>
・医薬品情報業務
・疑義照会

<対人>
・病棟薬剤業務、治験業務
・薬剤師外来、在宅業務

 

ユニクロのセルフレジのように、調剤業務は自動化されてきており、はては注射剤までも自動化が進んできていて、手技面において人が優位な点はなくなるだろうと予想しました。

情報面に関しても、相互作用や配合変化などは既にPCでチェックできていましたし、処方提案なんかはまさに論文からディープラーニングできる人工知能の方が速度でも正確性でも優れていると考えていました。

以上のように手技・情報面で人工知能などが発達すれば業務負担は減り、それで生じた余裕を対人面に充てれば良いのではないかとか、対人業務は人工知能も得意とするところではなく生き残れるのではとも思いましたが、後々Pepperくんのようなロボットやスマホなどで説明を何度でも聞けるようなシステムが台頭してくるのではと考えてしまいました。

一方で、在宅業務や悩みに寄り添うことは心の機微がわかる人でないと難しいと思いましたが、それはどの職種でも同じことですし、それなら疾患も病態も詳しく勉強し直してもっと深く関わりたいと考えるようになりました。

職場の先輩方があまり薬学的知識がない方だったのも大きかったと思います。

薬剤師なのに添付文書の知識しかなく、それぞれの薬の特徴や使い分けを知らなかったり、目的を履き違えてカウンセリングをやり始めてしかも誤った医療情報を伝えていたり。

メジャーな副作用を知らず患者さんから相談を受けてもそれを発見できなかったり。シフトの関係で自分以外の薬剤師が在宅に行った際、何もバイタルを取らず何の評価もせずにいた時には衝撃を受けました。ただ添付文書確認して薬渡すだけならパソコンで十分では?と感じてしまいました。

自分の10年後を想像して、このままここで働いていて大丈夫なのか?この知識レベルで通用するのか?このままでは薬剤師は淘汰されるのではないかと感じてしまいました。

振り返ってみると

以上振り返ってみると、数年前の自分はいろいろと迷走して悩んでいたんだなぁと思います。もう少しうまくやれたらよかったのですが。

今考えればカウンセリングをし始めた大先輩はきっと患者さんのことを想ってのことだと思いますし、そのことによって救われた患者さんも多々いらっしゃったのだと思います。自分の視野の狭さを痛感しました。

志望理由書はこちらを参考にした方がいいかもです。
医学部学士編入 志望理由書の作成

以上です。

駄文に最後までお付き合いいただきありがとうございます。

少しでも参考になれば幸いです。

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