ゴロ合わせ 病態

薬剤師から見たBartter症候群とGitelman症候群、ゴロ

2018年7月17日

内分泌代謝でも腎臓の講義でも登場するBartter症候群とGitelman症候群。どちらがどの尿細管に異常があるかスラスラと出てきますか?私は出てこなかったので薬理学と絡めて復習して、覚えやすいようにゴロを作りました。

 

Bartter症候群

常染色体劣性遺伝。

へンレループ上行脚Na-K-Cl共輸送体の機能障害。

小児期発症が多い。

 

Gitelman症候群

常染色体劣性遺伝

遠位尿細管Na-Cl共輸送体の機能異常。

成人発症が多い。

 

これらを覚えるためのゴロ

お待たせしました。いよいよゴロです。

「バタ子さん、変な小児を演じてる」
バタ子:Bartter症候群
変な:Henleループ
小児:小児期発症
演:遠位尿細管
じてる:Gitelman症候群
Gitelman→Gentleman→成人発症

 

薬剤師の視点から考える

Bartter症候群とGitelman症候群はそれぞれループ系利尿薬、チアジド系利尿薬の作用部位が機能障害を起こしており、結局それぞれの利尿薬が作用したと考えれば理解しやすいです。

ループ系とチアジド系利尿薬についてはループ系とチアジド系利尿薬の違い

上の記事でも書いていますが、チアジド系の副作用には高カルシウム血症、低マグネシウム血症があります。チアジド系利尿薬の作用部位が障害されているGitelman症候群でも同様に高カルシウム血症低マグネシウム血症が現れます。

脱線しますが、医学部では「サイアザイド」と呼び、薬学部では「チアジド」と呼んでいますが同じことです。英語の発音に近いのはサイアザイドですが、私はこれまでの癖でチアジドと書いてしまいます。

これらの病態は、利尿薬が作用しているのと同じなので、Naの再吸収低下=水も再吸収低下→循環血漿量低下→レニンアンジオテンシン・アルドステロン系亢進という続発性アルドステロン症を呈します。

これらの病態については「病気がみえる Vol.8 腎・泌尿器」に見やすい図があるのでそちらも参照してください。

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医学部へ学士編入した薬剤師です。医学や薬学について書いています。ご質問やご指摘があればお気軽にどうぞ。