病態

原発性胆汁性胆管炎(PBC)と原発性硬化性胆管炎(PSC)の違い

2018年5月23日

胆汁性なのか、硬化性なのかという文字が違うだけで名前がよく似ており混同しやすいこれらの疾患について簡単にまとめてみました。

原発性胆汁性胆管炎(PBC)

自己免疫により胆管が破壊される疾患→中年女性に好発

自己免疫→抗ミトコンドリア抗体(+)、IgM

胆管が破壊される→ALP上昇

主に肝臓の中の胆管が破壊される→ビリルビン漏出=黄疸
→胆汁酸塩の漏出=皮膚掻痒感

炎症による胆管の破壊→病理像:非化膿性破壊性胆管炎

胆汁酸のうっ滞が病態を招いているため、ウルソデオキシコール酸が有効

 

原発性硬化性胆管炎(PSC)

胆管に線維化が生じて、胆管が潰される疾患

潰瘍性大腸炎を合併→成人男性に好発(潰瘍性大腸炎は男女比1:1)

肝臓の中だけでなく、肝臓の外の胆管も狭窄→ALP上昇、γーGTP上昇

線維化が主な病態→病理像:胆管の周囲に輪状線維化(onion like)

線維化を食い止めたり改善する薬はない→黄疸解消のため胆道ドレナージ

 

 

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医学部へ学士編入した薬剤師です。医学や薬学について書いています。ご質問やご指摘があればお気軽にどうぞ。